と金堂

ンチャク

ンチャク

房総半島の海岸に棲む妖精「ンチャク」。

一見、岩礁に生息するイソギンチャクのようだが、

目と四肢があり、陸地に上がることもあるようだ。

ンチャクは海水の透明度を保つ海の守り神である反面、

日ごろの行いが悪いと海難事故を引き起こされる等、

漁師たちにとっては恐れを抱く存在であり、

妖怪や悪魔に分類されることもしばしばある。

他の妖精、精霊たちより比較的目撃情報も多く、

館山にて十回以上ンチャクと遭遇したというお年寄りが、

令和元年の調査時には複数人いたようだ。

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